骨格異常のお話

このように脊椎の異常は内科系疾患をはじめ、婦人科系、泌尿器科系、眼科系、耳鼻咽喉科系に至るまであらゆる疾患を引き起こす大元の原因となっているのです。脊椎にズレや歪みが生じれば、神経が圧迫され、周囲の筋肉は極度に緊張し、硬くなります。

だから、首・肩・背中などに慢性的なコリがあるようなら要注意！一時的な疲労からくるコリならマッサージや指圧でもみほぐすだけでも取れますが、慢性的なコリの場合は背骨の異常からきていることが多く、内臓などの変調を知らせるシグナルともいえます。

何の自覚症状もなく、ある日、突然病気になるということはほとんどありません。本人が異常シグナルを見逃したり、症状を軽くみていたにすぎないのです。背中のコリや痛みは実は大きな病気の前兆かもしれないですから、痛みやコリをいつまでも我慢しているのは禁物。

内容の一部

ルネッサンス時代の偉大な芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチは、人体の解剖を進めた結果、脊柱こそが人の生命の根源であると発見し、脊柱の重要な役割を認識した。
身体の中心、健康の基本、長寿の秘訣は背骨にある。姿勢の悪さは背骨を歪め、万病の元凶となる。この事実から私たちの日常生活で、すぐにできる健康法と、心豊かに自然と共生するライフスタイルを提案する。 

・・・つまりただ背骨ではなく、身体にとって最も重要な脊椎と造血骨髄を持っているいるのです。身体の内臓は、三髄五臓六腑からなるといいますが、最も重要な脳髄、脊髄、骨髄のうち二つもが背中の中にあります。